「現し身のことばたち第5回」
出雲の阿国
「おぬしは、いつまで、踊る気じゃ」
「死ぬるその日まで」
原作 有吉佐和子
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語り/唄/踊り 竹元まき子
歌舞伎の祖として歴史に名を残すお国。
めまぐるしく動く巨大な時代の流れに翻弄されながらも、
命が尽きるまでただ一途に踊り続けたその生涯とは
歓喜も悲哀も慟哭も、すべてを込めてお国は踊る
艶やかに、ひたむきに、しなやかに
2018年4月21日(土)/ 22日(日)
愛知県芸術劇場小ホール
有吉佐和子
1931年(昭和6年)和歌山市に生まれる。東京女子大学短大英語科を卒業。在学中、「演劇界」の懸賞論文に応募して連続入選。文学界新人賞候補、また芥川賞候補となった「地唄」以来、次々に意欲作を発表、「華岡青洲の妻」により女流文学賞、「出雲の阿国」により芸術選奨文部大臣賞、日本文学大賞、婦人公論読者賞を受賞。1984年逝去。著書に「紀ノ川」「恍惚の人」「複合汚染」「和宮様御留」などがある。
歌舞伎の創始者として歴史にその名を残し、芸能を愛する者の「永遠の恋人」と呼ばれる出雲の阿国。しかし、その一生は謎に包まれている。雪深き出雲に生を受け、都で踊りの才を花開かせてゆくお国は、観客を虜にして天下一と謳われ、「阿国歌舞伎」を創始する。
戦塵いまださめやらぬ桃山の世にお国はどう生きたのか。お国に躍動する生命を与えた有吉佐和子氏渾身の大河巨篇。
時代の荒波にもまれながら、身に降りかかる苦難も哀しみも乗り越えて踊り続けるお国。その姿は私たちの心を強く揺さぶる。高まる名声にも心満たされず、権力に背を向け、名もなき人々のなかにこそ踊る喜びを見出したお国は、自分の気持ちをいつわることなく生きるように踊り、踊るように生きた。そのまっすぐなまなざしの先にあったものはなんだったのか。人生の旅路の果てに願ったものとは…。そして、その傍らにはお国を誰よりも理解し、深い愛情で支え続けた傳介の存在があった。
幅広い年代の方に好評を博し再演を重ねた『曾根崎心中』で「情景が浮かび涙が止まらなかった」「圧倒されてしばらく席を立てなかった」と観る者、聴く者の魂を大きく揺さぶった竹元まき子が、お国の生きざまを語り、唄い、踊る。客席は舞台と一体となり、お国と共に泣き、共に笑い、一陣の風のようなその人生を共に駆け抜ける。
出演
竹元まき子
◇ことばの会えくせるしあ出演者
伊藤千香子 | 大橋由美子 | 岡嶋正恵 |
小鹿美和 | 加藤一郎 | 金子智恵子 |
木原和子 | 近藤寿美子 | 蛭川美穂 |
森恵子 | 森野カノ |
スタッフ
台 本 | 鈴木龍男 |
演 出 | 木村繁 |
照 明 | 御原祥子 |
音 響 | 椎名KANS (Garage Inc.) |
美術/舞台監督 | 加藤敦雄 |
企画/制作 | 竹元真一郎 |
日時
2018年4月21日(土) | 13時開演 |
2018年4月22日(日) | 13時開演 |
*開場は開演30分前です
チケット
前売 3,500円 | 当日 4,000円 |
全席自由(日時指定)
*未就学児のご入場はご遠慮いただいております
◇ チケットぴあ(http://pia.jp/t)
0570-02-9999(Pコード:483-209)
お近くのチケットぴあのお店、サークルK・サンクス、セブン・イレブン各店舗でも直接お買い求めいただけます。
◇ 名古屋市文化振興事業団チケットガイド(ナディアパーク8階)
052-249-9387(平日 9:00 ~ 17:00 / チケット郵送可)
◇ 愛知芸術文化センタープレイガイド(地下2階アートプラザ内)
052-972-0430(10:00 ~ 19:00)
◇ 中日サービスセンター(中日ビル1階)
052-263-7282(10:00 ~ 18:00)
会場
愛知県芸術劇場小ホール
名古屋市東区東桜一丁目13番2号 愛知芸術文化センター地下1階
アクセス
【地下鉄東山線または名城線】「栄」駅下車 徒歩3分
【名鉄瀬戸線】「栄町」駅下車 徒歩2分
(いずれも「オアシス21」地下連絡通路または2F連絡橋経由)
【お車】名古屋高速東新町出口より3分
提携: | ローズ倶楽部 |
後援: | 愛知県教育委員会・名古屋市教育委員会・名古屋市文化振興事業団・中日新聞社 |
主催: | ことばの会えくせるしあ |